進路の会の議員懇談会に出席しました

福岡市の療育施設に通う1、2歳児の保護者会は通称「進路の会」と呼ばれています。今年度の進路の会と市議会議員さんたちとの懇談会に、当会の代表も出席してきました。

議員懇談会

私たちの会は、2015年度の進路の会の役員が中心となってつくった会です。療育環境の改善を求めて市役所に陳情したり議員さんとの懇談会をおこなうなかで、市内にもすばらしい取組みをおこなったり、目指したりしている方々が少ないながらもいらっしゃることを知り、そのような先進的な取組みを情報発信していこうと思い、当会を設立しました。

子どもたちが3歳になったとき、保護者は保育園・幼稚園に行くか、療育施設(療育施設)に進むか、進路を考えます。しかし、幼稚園・保育園で障害を理由に入園拒否を受けたり、療育施設の定員が不足し希望しても行けないという、深刻な状況があります。進路の会では毎年、市への陳情活動を行っており、昨年度は、1)市内の3療育施設に分館ができ、子どもの受入数がふえた、2)幼稚園・保育園と療育施設との並行通園が可能になった、3)「保育所等訪問支援サービス」が利用できるようになった、などの成果をあげました。

今年度は、とくに、みんなに公平な情報提供がおこなわれるよう、障がい児が生まれた家庭向けの「ハンドブック」をつくってほしいと要望しました。例えば、療育施設というものがあって、いつ頃にどのような手続きをしたら通えるのか、ST(言語聴覚士)やOT(作業療法士)がいる病院はどこにあるのか、など。現在は療育に通いたいと療育施設の相談窓口に電話しても、人によって対応がまちまちです。また、「福祉のしおり」には市役所が直接関与している制度の紹介にとどまっており、情報が全然足りていません。少しずつでも状況が改善されるよう、保護者たちも地道に活動を続けています。

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